奥さんにもう一度許しを乞いました・・・我が家のYouTubeチャンネルのお話。
- 2020.10.09
- YouTube関連のお話
- youtube, youtubeの今後

こんにちは。ハジメマシテでしょうか?
タイのバンコクに家族で住んで、YouTubeもちょいちょいやってる「てーぷ(タイのあだ名ชื่อเล่นチューレンです)」というものです。
そのチャンネル「たいにぃたい / Thailand Hard boiled Family Entertainment」についての経緯と実情を全くもって個人的な独白ってカタチで、ただ書いておきたかったから書きます。
あまり更新してないといろいろよろしくないって理由からってのもありますが。。。
今回はいいオッサンが夢を語りますw
さて今年2020年の8月にYouTubeをやめる決意をしました。
前回の記事にもある通りです。
チャンネルを閉鎖したわけでもなく完全に動画投稿をしなくなったわけでもありませんが、僕にとっては「やめてしまったと同義」ということでした。
簡単な決意ではありませんでした。
もう以前のように毎週動画投稿するようなことはほぼないでしょう。
ところが先日、また思い立って奥さんに許しを乞いました。
「もうしばらく本気でやってみたいんだけど」って。
まぁだからって以前のように毎週とか週に数本とかの動画投稿をするわけではありませんが、よかったらそこに至るまでの経緯を話させてください。たぶん長文になります。
YouTubeを始めたきっかけ~初めから俺はおかしかったw
最初はね、ご多分に漏れず多少なりともお金にならねぇかな?ぐらいのつもりでしたよハイ。
当初メインはこのブログ運営のつもりでその記事のおまけで動画がついてりゃ面白いかなと思ってはじめました。
手持ちの低スペックのスマホで適当な動画撮って、みようみまねで比較的簡単そうな動画編集ソフト(Filmora9)使って遊び感覚ですよ。
で、どんどんハマっていくうちにブログよりむしろYouTubeをメインに活動するようになったんですね。
まぁ作るのが面白くて。ズッポリハマりました。
そうやってハマっていくと他の人がやってるチャンネルも見るわけです。
それまでYouTubeって僕の中では音楽を試し聴きするツールとしか思ってなかったもんですから、まぁいろいろ衝撃でしたw
最初は特に同様にタイ在住者のYouTubeチャンネルをよく見たりしてまして、あとは旅系のチャンネル(特にアジア)なんかを見ました。
勉強がてらいち視聴者として見てたんですがすぐにお腹いっぱいになってきましたw
よく大口叩くクセにオマエの動画こそ糞つまらないと言われますが、まぁ言わせてくださいw
僕は50手前のいい大人なんですよ。自分の分別で言いたいこと言います。
僕の動画は面白いですけどねw
こういうこと言ってるからチャンネル登録者が減っていくんだよな。。。
話が逸れましたが、まぁぶっちゃけ他のチャンネル見てつまらなかったです。
あくまで個人的に惹かれる内容や作り方じゃなかったってことですけど。
で、旅系のチャンネルでもその当時は目立つチャンネルしか見てなかったんですよね。
それでそういうチャンネルの過剰なアジアの描き方とか流行ったパターンの繰り返しとか、特にそれらすべてがゲスい傾向のものばかりっていうのもありました。
じゃあ日本で流行ってるチャンネルってどうなんだろうって見てみたら更に酷かった(っていうかたまたま見たのが良くなかったww)
でね、とにかく真逆に行ってやろうとある頃から思い出しちゃったんですよ。
そのへんのことは過去記事にもチラホラ書いてます。
そのへんの話はカテゴリとして「YouTube関連のお話」ってカタチであらたにまとめたのでお暇なときに読んでみてください。
何も知らないままYouTubeを始めてなんとなくわかり始めた頃には世間や流行に背を向けたまま進んでいくようになってました。
なんでそれでイケると思ったんですかねw?
いや、簡単ではないとは思いましたよ。
でも逆に俄然やりきってみたくなったんです。
動画に於いて僕が取り組んだこと
YouTubeを開いて僕が目にしたものは全て、「流行りに合うようにパッケージされたもの」でした。
流行や話題性を常に追いかけてそれを定式化された装飾で収める。
5秒程のキャッチーなオープニングで始まって絶え間なく言葉をまくし立てて派手なテロップを撒き散らす。
そういう手法は確かに見る側を飽きさせないし、束の間の娯楽を提供する最適解とも言える。
若い頃映画やテレビに浸かりきってた身としてはそこに違和感を覚えた。
もちろん素人の趣味の延長線上にあるようなものと僕は思ってるし、気楽な娯楽であることになんの異論もないんだけどこりゃあ何かがただただ消費されまくってる。そう感じた。
でもね、そんな風にパッケージされると売れるんですよ。
最近の映画に例えて言うと「6アンダーグラウンド」なんかがその際たるカタチかな?売れたかどうかは知らんけどああ言う秒単位ですべてが展開していくようなものが今ウケるもの。
小津安二郎ではダメな世の中。
比較対象が逆にわかりづらかったかもしれないが、YouTubeにもそういう刹那的な興奮をただただ消費する傾向が見て取れたってことです。
だからなんかそうではないものを作りたくなった。
最初はサムネに太文字のゴシック体とかを使うのすらためらった。
早口で喋ったりするのもイヤだったし情報を詰め込むのもイヤだった。細かくカット編集することも抵抗があった。テロップも少なく済めば少ない方が良かった。
そんなのウケるのか?
僕が取り組んだのは「流行りに合うようにパッケージされたもの」に対して別なカタチのものを敢えて「パッケージして」浸透させるということだった。
毎回流れる全く同じオープニングムービーは長い(28秒)これは昔のアニメやドラマのような感覚で、そこはろくに見もしないし毎回同じなんだけどさぁ始まるぞっていうワクワク感を伴った通過儀礼のようにしたかった。
長回しが多くてボソボソ喋る。それが素の自分だし、落ち着いて見てもらいたいとかそういうのもあった。ウソ臭さを排除したかったんだな。
時間は12分〜15分ぐらいを目標にしてた。
オープニングのイメージは探偵物語w内容的にはバンコクの端っこで繰り広げられるサザエさんやちびまる子ちゃんみたいなものを意識していた。
それを毎週金曜日に配信。
そんな意図見る側にしてみれば知ったこっちゃない。間延びした退屈な動画が毎週更新されてる。かったるいし見なくていいや、ってなるだろう。
わかってたけど続けてりゃ誰かには引っかかって毎週見たくなっちゃう人も増えて来てくれるかな?ってことを信じてやり続けた。
そういうものが無かったから。
すごく地味で伝わりにくいけど自分の中では今流行りのYouTubeに反旗を翻す姿勢だった。
もしこれでウケたら…?
アレ?こういうのもアリかなって意識を産めるんじゃないだろうか。そんな意識を産めたらそういうYouTubeの在り方も広まるんじゃないだろうか。
などと言う幻想を抱きながら続けていた。
ものを作るならただただ消費して終る(自分もYouTubeというプラットフォームも視聴者も身につけたスキルも)のは避けたかったから。
周りのYouTubeチャンネルの有り様を見てなんかものづくりとか表現ってこんなもんじゃねーだろう!って勝手に一人でストレス溜めて半分やけくそな動画を出した事もあった。
それがこの動画なんだけどいわゆるYouTuberってのに中指突き立てて周り全部敵に回すぐらいのつもりだったんだけど如何せん知名度のかけらもないチャンネルなので誰にも知られずそっと忘れられた回でしたw
本人的には大好きな動画なんですけどね。
知る程に必要を感じたスキル
動画投稿は手探りで続いていた。
続けているからには例え微増であれ登録者や再生回数が増えていった。
でももちろんバズらない。全くバズらせに行ってないんだから奇跡が起きない限りバズるはずもない。
それどころか客観的にみても僕の動画は初見ではつまらない。
そりゃあそうだ。オッサンがブツクサいいながらただダラダラとバンコクを徘徊してるだけの動画の何が面白いんだ?
個性やユーモアは出し惜しみしてないけどそんな人を選ぶ上に地味な部分に辿り着く前に視聴者は離れてしまう。
自分のやり方を続けるには他で補う必要があった。
チンタラと喋りながらタイの風景を長回しで撮すことが多いから出来るだけ画を綺麗に見せる必要があった。
当初はGoProを買うのが精一杯だったので設定を勉強したり周辺機器で補ったり。。。
そして編集にちからを入れた。
すると表現したいことが手持ちの編集ソフトでは間に合わなくなってくるのでソフトを変えた。(FilmoraPro)
そういうことの繰り返し。
成功してる人のほとんどがやってることだけど睡眠を削って続けた。
10㌔痩せて危うく病気か事故に合うところまでいってセーブし始めたけどやれるだけやってみたw
でも足りないんだよねw
資金も時間もスキルも。
そうこうしてる内に1年以上が過ぎて登録者数200名超。。。
毎週欠かさず投稿してるチャンネルとしては伸びがなさ過ぎ。
やめたほうが良いレベルw
それでもコンスタントに決まったペースで伸びるようになってきて、先の戦略が立てやすくなって見通しが出てきた。
そこへコロナ
万事休す。
今年2020年の春頃、YouTubeにおいてもトレンドはコロナだった。
タイでは夜間外出禁止令が出たりしてとてものんきに屋外でタイの街を撮り歩いたりする空気ではなくなってしまっていた。
タイのYouTuberさんたちの多くはコロナネタに群がった。
節操がねぇ。
自分のチャンネルらしいものを撮りたかった。
室内撮りでも自分なりに楽しいと思えるものを作り続ける事はできたのかもしれない。
だがそこで問題になったのはカメラだった。
GoProHERO7たった一台。
先日投稿したGoProに関する動画でも話をしたのだけれど、このGoProというやつは暗所に極めて弱い。
かといってまともな照明機材も持っていない。
外に出れないからって無理やり室内撮りの企画をこじつけて酷い画質の動画を上げ続けるのは見るからに苦し紛れなようでこれ以上録れないと腹をくくった。
その直前までがこれまでにないぐらい順調で、少しづつでも動画を上げたら上げただけチャンネルは伸びていたし、やる予定の企画が結構あってそろそろ小バズリぐらい狙ってみようなんて目論みもあった。
半年から一年ぐらいのスパンでチャンネルをこう育てていこうという戦略的なイメージがしっかりできていた。
でも本来の実力があまりに不足していて敢え無くリセット。
また動き回れるのが7月ぐらいだろうと踏んで動画投稿を一旦休止して次の準備に全部を費やした。
毎月の家計にさえ食い込んだなけなしのお金で機材を少しづつ揃え、編集ソフトを変えた。
Premiere Proに移行したのだが、プレミアぐらいになると持ってるノートPCじゃまともに動きもしない。かといってそれなりのスペックのPCを買う余裕なんかない。
だから無理やり手持ちのノートのSSDとメモリを大きめの容量に装換して辛うじてプレミアが動く状態にした。
現状行き着くところはPremiere Proだ。これは致し方ない。プレミアってのはこれでもかってぐらいYouTube仕様な編集ソフトだ。
比較的簡単な操作性。エフェクトの数々。外部エフェクトやプラグインが有料無料ともに恐らくもっとも多くかゆいところに手が届く。
カラーグレーディングするならDaVinci Resolveかもしれないが、かなりこだわって極めない限りはプレミアのカラー補正で充分。
とにかく古い素材を引っ張り出しては暇さえあればプレミアの練習でトライアンドエラーを繰り返した。
コロナの影響でボーナスは支給されなかった。
それでもない金を絞り出してカメラを買った。
ようやく買えたのがSONYのα6600。レンズはSIGMAの16mm1.4DCDN単焦点一本のみ。
武器はこれだけ。でもコスパは良い。安くて自分のスタイルに合っていてそれなりにバランスの取れた性能。
なげうつ物は全部なげうったので撮影技術もままならないまま動画投稿を再開。
その間2ヶ月も動画を投稿してなかったので最初は厳しいかなとは思っていた。
ところがその休んでいた期間の直前に上げたブログ記事がなんか一部の人間の気に障ったらしい。
一月ほど週に3本のペースで動画を更新していたが、上げる動画全てにほぼ同じ数の低評価が付き平均視聴時間も以前と比べて極端に落ち始めた。
たぶんこの記事。
この記事ってどうしても「おまいう」的な印象を持たれがちなんだけどただの事実を客観的に分析しただけなんだけどな。
自分の今後の戦略のためにも認識を明確にしておきたかったし。
それはさておき以前から動画毎に必ず一つは低評価をマメに押し続けてくれていた人がいるんだが同一人物が複数アカウントを使っているのかどうかはわからない。
ちなみに以前の動画に必ずついていた一個の低評価はある時から多くの動画でゼロに変わっているので少なくとも以前執拗に毎回低評価を押していたアカウントはBANされたものと思われる。よそのチャンネルにも同じようなことをやっているんだろう。
恐らく複数アカウントを持って同じようなことを続けているようだからアカウントがいくつBANされても構わないのだろう。
そうでなくても多分タイでYouTubeやってる他の連中には煙たがられててもおかしくはないし、普通にタイのYouTube好きとして視聴する立場の人にしてみれば違和感のあるウチのチャンネルは敬遠しがちなんだと思う。
要するにタイから動画を発信するにあたって発信する側も受け取る側もそういった人たちが軸になっていてその輪の外に出れないのが問題なんだが致し方のないところだろう。
とにかく自粛期間中に必死こいて準備して満を持して再開したチャンネルはそうした妨害によるところも大きく完全に伸びがストップしてしまった。
自分では限界に近い更新頻度で動画をアップしていたけど全く手応えがない。
いろいろ訳アリで貯蓄もかいしょうもないもんですからね。予定していた最低ラインを完全に下回ったから家族が頭に浮かんだんすよw
ちゃんと食わせなきゃってね。
娘もそのうち小学校に上がるしコリャ無理なら無理で見切りをつけなきゃみたいな。
ぶっちゃけると泣いて謝りました。
カネも時間も無駄にしてゴメンと。
オッサンがねw
まぁとはいえ貯蓄がなきゃ一念発起して今すぐ起業とかできるわけもなく、この歳で特殊な技能もなけりゃ高待遇な就職先へ今すぐ転職ってのも無理なわけで現状維持。
やめると決めた直後は廃人のようでした。
でも大好きでやってたもんだからまぁ暇ができれば動画作ったりするわけですよ。
これがやっぱり面白い。
それに人に好かれようとか人に嫌われないようにしようとかってのがどうでも良くなった立場で(もともとその傾向はありますが)動画を撮るとやっとやりたかったようにできてる感じで人の反応がどうであろうが手応えを感じたんですよ。
あー、俺好きだなやっぱ。って思いながらでも終わりにしたんだって自分に言い聞かせてました。
そんなんでまぁ登録者を増やすとか高評価を貰うとかは重要ではなくなって、それでも執拗に粘着してくる輩がとにかく気持ち悪くて。
だって登録者数百程度の誰も見向きもしないチャンネルですよwよっぽど俺が好きなのかw?気持ち悪くてしょうがない。
そこでチャンネル名も変えて登録者数や評価数も非表示にして放っておいてくれって状態に変えていった。
とにかく自由に好きなように趣味としてやっていきたいって感じだった。
瀬戸弘司の動画
急にYouTuberさんの話になりますけどね。瀬戸弘司さんっているじゃないですか。
ここ数ヶ月なんですけどね。コロナの緊急事態宣言以降動画投稿を休んで勉強してた時期に勉強の一環としてトップユーチューバーと言われる人らの動画をかなり見てたんですよ。
ガジェット系のレビューなんかもやる人だから瀬戸弘司さんも見てたんです。
あの(僕が中指を突き立ててる)UUUMの代表的なYouTuberさんの一人です。
でも上手いなと思いましたし勉強という意味合いとは別に、好きでみてるチャンネルでもありました。
よく見てると動画がちゃかちゃかしてても彼の年齢的な部分もあるんでしょうが、ちゃんと大人なんですよね。そこに好感を持ったんだと思います。
そうやって日々様々な動画を視聴してる間にある事件が起きます。
ドリキンさんとのシネマティック対談です。
知ってます?
一部の人達を騒然とさせた幸せな事件のきっかけとなった対談です。
この対談はなんていうか瀬戸弘司さんが何も身構えず自然とさり気なく素のままで自身の心情を吐露した部分が皆を驚かせました。
で、そこから急展開が起こります。
おそらく多くの人が反応したんでしょうが、ポイントは石井正則さん(古畑任三郎や元アリtoキリギリスとしてお馴染みの人です)の反応です。
Twitter上で瀬戸さんと石井さんのやりとりが続き、それを動画上で語る瀬戸さん。
そして今度は二人の対談。
この二人のTwitterでのやりとりやその間の動画、そしてこの対談に於いて、瀬戸弘司がまったくもって素直にむき出しになります。
石井正則さんは瀬戸弘司さんの動画を見て泣ける時があると言いました。
ツラそうで泣けてくると。。。
それに対して瀬戸さんは否定するでもなくそういったやり取りの中で涙を見せるんです。
僕よりはずっと若い、かのUUUMの、ミツアキTVのww、この瀬戸弘司というYouTuberさんが大好きになりました。
この間に彼は作風を少し変えます。4Kに移行してVlog風の動画も取り入れます。
別にそうなったから良いとかそういうことではないんです。
そりゃあいい意味でも悪い意味でも「ひどいもん」ですが、別にミツアキTVでも養命酒ラップでもMacProで大根おろしてもいいんです。
ただそこに内側に持っていたものが露呈したこと。それが素晴らしかった。
彼の言葉の中で自分の動画について「子供が見てるから」とか「子供向けに」とかそういった言葉が出てきました。
本人は意識せずでしょうが、「割と若い人たちが見てる」って感じの言い回しでもよかったはずなのにその対象を彼は「子供」と言った。
それは若い視聴者を子供扱いしてるということではなく、おそらく自分のやってきたことが「子供だまし」な動画作りであり、その「子供だまし」に必死になってきた自分への自虐のようにも見て取れた部分だった。
それ以降ももちろんこれまでのような動画も出してるし、シュプリーム争奪戦とかもやってる。それはでもそういった「子供だまし」というより普通に彼本来のユーモアの部分で楽しく作っているようなのでコチラも楽しく見れる。
とにかくその一連の流れを見てきて僕が個人的に思ったのは「瀬戸弘司の針がコチラ側に振れた!」ということだった。
実際の彼の想いや今の考えを「ワカル~!」なんてことは言えない。
10年もYouTubeをやってきて、日本でYouTuberと呼ばれるものを確立してきた内の一人であり、百何十万ものチャンネル登録者を抱える人の動画に対する思いをワカルなんていうのはおこがましい話だ。
だけど僕の場合スタートから拒否し続けてきたものがそのど真ん中にいる彼にもどうやら問題の一つではあるらしいというのは明白だった。
僕が以前からわかった風な口を叩いているところによるものだ。
何故ただのオッサンがUUUMに中指をたてるのか?
ちょっとその問題を掘り下げてみる
以前からこのブログを読んでくれてる人はまたそれかとお思いになるかもしれないが、つまり日本人がやるYouTubeの在り方みたいなお話だ。
海外においてどうかということは知らないから言えないって部分もあるが、以前から言っている通り日本のYouTubeは少々ガラパゴス化してる向きがある。
今やYouTuberってタレントみたいな感じじゃん?
そもそも日本のYouTubeの発展の仕方ってしつこくいうけどテレビと雑誌の後を追ってポストTV、ポスト雑誌みたいになっちゃってるんだよね。
大衆の娯楽。
もちろん大衆の娯楽であることは大いに結構。そんなもんである。
何もYouTubeで芸術作品を作るべきだとか思ってないし、クソ真面目なドキュメンタリーをやるべきとか思ってるわけでもない。
ジャーナリズムもYouTubeに持ち込むもんでもないとすら思ってる。
でもね、TVや世俗的な雑誌の流れを見たら一目瞭然なんだけどそりゃあもうただの「虚しい消費」でしかないのよ。
ものを売るために芸能人と悪人と悲惨さと享楽とオッパイと食い物でお涙頂戴しながら「まいどありー!」っていうのがその世界の構図。
日本のYouTubeはそこに行き着いてしまった。
UUUMをはじめとするMCNがそれをやった。
別にUUUMにいる人達を悪者と思ってるわけじゃないし、UUUMがやってなかったら別のとこがやってたことなわけでそこは誤解のなきよう。
何故ここに固執するかというと動画を自分でも作ってて思うのだが、コレもったいないんだよね。
テレビの後継としての文化を引き継ぐのは。
だって今の所その場における表現の自由度、表現できることの可能性がこんなに広く高く一般に浸透したものってなかなかないからね。
そう思うなら勝手にやったらええやんって思うでしょうけど今の流れだとそういう自由な、内発的な、オリジナリティをもった表現っていうのはYouTubeにおいて淘汰されるしかないって現状に差し掛かってる。
誰にも見られず収入を得ることもできなければ継続は困難になるし大量の「ただただ消費されるだけ」の大量の人気動画のなかに埋もれて誰にも気付かれないまま終わるわけです。
今のテレビがつまらないのはその結果なのにそのテレビ文化を踏襲してどうする?
テレビが終わるならもっと違う新しい文化となり得るのに。
それなのに今さらにテレビとYouTubeが近付こうとしてる。
それらの動きを代表するのがHIKAKINとかであったりするんだけど、2020年の流れでいうと「水溜りボンド」と「カジサック」である。
ちなみにどちらのチャンネルも好きで登録もしてるし水溜りボンドなんか見てても若い子が夢中で楽しんで頑張ってる姿というのはいいもんだなと思っている。
でも僕がここで問題に挙げていることの渦中にいることは間違いない。
彼らはそんなふうには今の流行や文化について俯瞰できてるわけではない。
水溜りボンドはテレビで冠番組を持ち、カジサックはテレビの人たちをYouTubeに引き入れたりYouTuberをテレビで持ち上げたりしている。
そこにお金が動く
お金が動けば必ず世間が流れる。世間が流れればYouTuberもそれにならう。
テレビとYouTubeの新しい融合。
きらびやかだ。
さあ、消費しよう。
オジサンの夢物語
そこで瀬戸弘司さんの中では「え、、、えぇ~ッ!?そうじゃないといけないの??」っていうのが常にあったかもしくは芽生えたか。
瀬戸さんの周りでは先に挙げた例にとどまらず様々なことが起きているようで目が離せないw
チャラン・ポ・ランタンの小春ちゃんとの繋がりだったり、本人も所属(?)する劇団の座長さんの落語のLIVE配信だったり。
そういった人たちはみんなある意味「コチラ側」。ただただ消費するために何かを表現しているような人たちではありえない人々。
これに気付いている人たちは結構いるんじゃないのかな?
これってひとつのムーヴメントになったりしないかな?
そんなことをクソ期待してる自分がここにいるw
だったら面白いかも。
あの「UUUM」の、あの「瀬戸弘司」がそのムーヴメントの真ん中辺りにいたとしたらこれは面白いかも。
だったら俺、もっとずっと動画作っていたいかも。
そんなふうに思ったわけなんですよw
ワクワクするんですよ。
もうね、自分の今のチャンネルの規模とか置かれた環境とかはどうでも良くてね、ただオモシレーって。
いやいや、大人として親として夫としてそこはダメだろwって話なんですが面白いんだもん。
コリャやるべきでしょ。
瀬戸弘司さんはあくまでキッカケだしあくまで僕の言い訳ですよw
というわけで奥さんに「もう一回本気でやってみたいんだけど、、、」
と言ったところ
「やったらエエやん!」
とのことでした。
別に前みたいに毎週投稿とかしませんけどね。
やるならこの妄想の中のムーヴメントを本物にしたい。
その渦を起こす一つの流れではありたいね。
オッサンのかわいい夢と思って笑ってくれりゃいいです。
ちなみに同じくタイで動画を出してるチャンネルで最近こんなチャンネル見つけました。
こういうの良いです。
こういうチャンネルが当たり前にもっとあっても良いと思うんですよね。
UUUM所属の人で瀬戸弘司さん以外で好きなのはカズさんとかかな。安定感あるし、YouTuber合戦に取り憑かれてない感じが良い。
他で言うとビートないとーさんとかも良いですね。
瀬戸弘司さんは今ちょっと特別です。
「瀬戸弘司」は「スーパー瀬戸弘司」になりましたw
YouTubeの人なんですよ!
芸術作品を作ってる人でもなく映像クリエイターでもなく「ただただ消費されている」人でもなく10年も第一線でやってる「YouTubeのプロの人」で悩める多才な大人。
ってコレ本人が読んだらスゲェ嫌がりそうだなww
ま、今回はこのへんで。
今回の記事と動画でまたチャンネル登録してくれている人が減るのはわかってますのでお気になさらず。
これが僕ですので。
去るもの追わず。
いや、
ならば削ぎ落とす。
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