VLOGとは―撮影者の視点・僕にとってのvlog

VLOGとは―撮影者の視点・僕にとってのvlog

VLOGとはなんでしょう?

 

Vlog(ブイログ)[注釈 1]とは、メディアが動画であるブログの一形態で、ビデオブログ(video blog)又はビデオログ(video log)の略称。

Vlogの投稿記事は多くの場合、動画の埋め込み (又は動画リンク) にそれを補足する文章や画像その他メタデータを組み合わせたものである。投稿記事は1テイク(撮影開始から最後まで1本撮り)で記録されたものもあれば、複数に分割されることもある。Vlogは動画共有プラットフォームのYouTubeで人気のあるカテゴリーである。

近年では、Vlog制作がソーシャルメディア上で大きなコミュニティを生み出しており、デジタルエンターテイメントで最も人気のある形態の1つとなっている。Vlogは文章のブログとは対照的に、映像を通じてより深い背景内容を(面白い題材と共に)提供できると広く信じられている[3]。またVlogは多くの場合、Webシンジケーションを利用したRSSAtomを使ってインターネット上で動画を配信することができ、モバイル端末やパソコン上で自動集計や再生ができる(ビデオポッドキャストを参照)。

 

また

 

2005年を皮切りにVlog行為が急激に普及していった。同年2月に最も人気のある動画共有サイトYouTubeが設立されたのである。サイトの共同創設者ジョード・カリムは、2005年4月に”jawed”という自分のチャンネルで「動物園での私(Me at the zoo)」というYouTube最初のVlog映像をアップロードした[14]。動物園にいる自分という普段の「日常」と「さりげなさの美学」がアマチュアによるVlogコンテンツの特色と位置付けられ、とりわけYouTuber達の間でYouTube動画の典型となった[15]

―Wikipediaより参照

 

と、あります。

ここではYouTubeの動画投稿者としてのvlogを僕の主観的観点からお話しするので、一般的なvlogを定義付けるものではないことをご理解ください。

個人的な意見としてはvlogは、特にYouTubeに於いて未成熟のまま過渡期を過ぎてしまって広義の意味でしかカテゴライズできないジャンルであるように思います。

 

あらためましてこんにちは、僕はタイ在住でたいにぃたいtinythaiという日常をテーマにしたvlogを週一回ペースでポツポツと動画更新しているてーぷと言います。

アラフィフ夫婦と高齢出産で産まれたもうすぐ6歳の女の子の3人家族のチャンネルです。

 

自己紹介はこれぐらいにしてvlogについてですが、これはもうホームビデオに近いものからエンタメ性の強いもの、映像作品に近いものからガジェット紹介系まで幅広くその括りに含まれています。

ただ。ただですよ?

一般的に見てもっともvlogらしい印象を受ける動画ほど僕の思うvlogとはかけ離れている気がするのです。

これは良い悪いの話ではなく、僕がこだわって作っているvlogとは全く別物という話です。

 

では僕の指すところのvlogとは何かということなんですが、基本的には素のままを素のまんま切り取るようなものだと思っています。

リアリティを演出したものでもなくて動画製作者にとっての現実そのもの。

見たもの感じたものをそのまま共有するようなコンテンツだと信じてやっています。

 

vlogをそのように捉えると、例えば有名YouTuberのCasey NeistatPeter McKinnon ですらなにか違うと感じます。

実際僕はケーシーの動画などには一切感情移入できないのです。すごいコンテンツ力だと思います。

あの計算されたカット、構成、巧みなモーショングラフィックにトランジション。

ピーターマッキノンにも同様のことが言えます。

 

何故かというとそのまんま、素のまんまではないからです。

僕が好んでよく見る日本人のYouTuberさん(?)でドリキンさんという方がいます。彼の動画は良くも悪くも僕の指すところのvlogに非常に近いものがあって更にガジェット、散財、というテーマが加わっていて楽しく見ているのですが、そのvlogたるポイントについては後述するとして最近の彼のvlogの中でケーシーのオンライン動画セミナーのようなものを受けているという話が出てくるんですね。

で、そのオンラインセミナーの中でケーシーは何気ない日常の場面すら理想のカットに近づけるために撮り直しをするというのです。一例としてサプライズプレゼントを人に渡したときのリアクションや撮れ方がイマイチならもう一度撮り直すというのです。

 

さすがです。何気ない日常を映すコンテンツでもこだわり抜いてああいう人気を獲得しているわけです。

 

なんですが・・・

 

それってウソじゃないですか!

 

お芝居であって日常を模して作り上げられた映像作品であって日常じゃないですよね?

 

それで僕は腑に落ちたわけです。

だから僕には感じられないものなんだと。

 

もう少しわかりやすく具体的な例を挙げると、いかにもvlogって感じのものの多くで見受けられるのですが、例えばそのチャンネルの動画が基本ワンオペ自撮りのスタイルだったとしてその本人が何処かから立ち去るシーンや何処かから帰ってきてドアを開けて入ってくるシーン。極端になると冷蔵庫を開けて飲み物を取り出すシーン。

 

あれってのはカメラをセッティングして撮り終えたら片付けてるわけですよ。立ち去ったあとまた戻ってきてね。

部屋に入るときは入ってカメラをセットしてからまたドアの外に立ってふぅ~疲れたなんて演技をしているわけです。

冷蔵庫に至ってはカメラを冷蔵庫にしまってから飲み物を取り出すというあまりに日常とかけ離れたシュールな行動を素知らぬ顔をしながらやっているわけです。

 

自分の車が通り過ぎる場面なんかもそうですし、先日あるチャンネルを見ていて酷かったのが女の子がキャンピングカーの上からハシゴを降りてきて最後に地面に飛び降りて着地するんですけどその着地の瞬間までに別アングルで3カット以上あるんですね。

キャンピングカーの屋根から降りるときのスカートの中が見えそうなカット。別角度でハシゴを降りてる途中。また別角度でまさに飛び降りようとしている瞬間のアップ。とうとう最後には着地した瞬間の足を本人目線でのアップ。

これワンオペ自撮りだとこの動作を完了させる前に相当数のカメラを設置しておかないと撮れないですし、かといってその複数台のカメラがどこかに写り込んでいるのかと言えばそうでもない。

ワンオペ自撮りで考えられるのはその場面のために何度も何度もキャンピングカーのハシゴを上り下りしたということです。

カメラマンが居たのだとしたら、まぁその時点で独りを装って撮っていたということになりますし、それですら何度も繰り返し別角度から撮り直す必要があるので上から降りてきてピョン!スタン!という女の子のさり気なく可愛らしい一連の動作が「い、、、いったいこの子何やってんのwww」というツッコミどころ満載の笑いどころにしかならないのです。

笑いどころと意図して作っているのならそれでいいんですが、そういうシュールなコンテンツを目指しているなら言うだけ野暮ってもんでしょうがそういうわけでもなさそうです。

 

こういったものが今流行っていてウケているvlogの大多数です。ケーシーのようなスタイルをマズくやったカタチとも言えます。

 

ケーシーは映画監督を目指していただけあって、その作品は完成されているのでツッコミどころはないです。

ただ、ある意味それがフィクションであることに僕の中で疑問が生じるのです。

 

ありのまま撮るということはかなり不利な作り方です。

一見手間が少なくて楽そうではありますが、それを見れるレベルにまで持ち上げるにはそれなりの労力がかかります。

 

だってつまんないじゃないですかw

そもそも有名人でもない赤の他人が普通〜に日常を過ごす様子をただ撮ってそのまま見せられても。

 

だから撮るときのちょっとした工夫や主に編集の仕方で客観的に面白いものにする必要はあるわけです。

 

そこまで工夫が必要なら撮るときにも手間をかければいいだけじゃん?って話なんですが、撮る側としての体感はまず全然違います。

 

具体的に僕がどういう風に撮っているかというと…。

 

・ほぼスクリプトを書かない。

・もちろん撮り直しをしない。

・自分が見たくて立ち止まったシーンは別として見せるシーンを作るために立ち止まらない。

・大げさに喋らない。

・大げさにリアクションをとらない。

 

撮影の技術的な話をするなら、日常を犠牲にしている大きな点があるとすれば機材が重いことです。

僕のようなスタイルで撮るとなるとカメラ手持ちでは手ブレがヒドいのでかなりの撮影でジンバルを使用しています。約2kgを片手で操作しています。

そしていちいち場面場面で設定を変えているとそれも撮る為の嘘になってしまうのでリアルタイムで自分が見て関心を持ったり感動したものそのものを見たまま捉えるためにカメラの設定も出来るだけ変えずに済む状態のまま撮り続けます。

僕の場合は4K24pの外での撮影がほとんどなのでシャッタースピードは50/1でほぼ固定。WBはプリセットの太陽光にしてISOは下限と上限だけ設定してオートにしてます。フォーカスもオート。可変NDフィルターは必須。絞りは開放寄りが基本ですが、白飛びしそうならF値とNDフィルターの値だけ歩きながら、録画したまま手動で変えて撮っています。

そういうやり方でHLGで収録して、後で少し色調整しています。

log撮影だと僕の使っている8bitのカメラでは嘘くさい映像にしかならないのでlogは使いません。

 

これで腕や肩が死にそうになるのを我慢しさえすれば自分のそのままの体感やそのままの視線をカメラに収められます。

環境に対して細かく設定できないので必ずしも綺麗な映像にはならないのですが、そこは犠牲にしています。

 

そうやって好きなところを気の向くままダラダラボソボソと喋りながら長回しで撮影した1時間から2時間ほどの素材を15分〜20分に編集します。

 

素材のままだと見る人にとっては恐ろしく退屈です。

ですがそこには地味ながら全く嘘のないリアリティーが存在します。

 

自分がその場で感じた印象や感動をそのまま伝えたいですし、撮影中に撮影の為の行動をとると自分自身の体験や体感も失われます。

だからとにかくそのまま撮ってそのまま持って帰ってそれらが損なわれないように、それでいて見るに耐え得るように編集します。

 

損なわれないように。。。

なので僕はテロップを最小限にしますし、これみよがしのトランジションもできるだけ使わないようにしています。

そして僕はBロールの為のBロールの撮影はしません。

それも嘘だからです。

自分が見て、あ、コレいいなぁ〜とか綺麗だなぁ〜とか思ったものをそのまま撮ってるだけで、それがBロールとして使える素材だったらBロールとして使うというやり方です。

 

これが僕にとってのvlogです。

なかなか難しいですし、多くの人には退屈な印象を与えてしまう動画が多いでしょうが、伝わる人には濃密に伝わるようなものだと思いますし、そう出来るように日々トライ・アンド・エラーを繰り返しています。

 

前述しましたが、先に名を挙げたドリキンさんのvlogって毎日更新なんですけどほぼカット編集のみの撮って出しみたいな感じなんですよw

見る側にとっては多少波がありますけど嘘のない感じでまさにvlogだなって僕は思っています。

 

あ、それからついでに…w

先日いわゆるvlogスタイルの動画を撮ってみました。

撮ってみたというより、撮り方は今までと同じだけど編集スタイルをそれっぽく遊び感覚でやってみました。

 

下の動画ですが、それっぽいでしょw?※この記事を更新した現在まだ非公開の動画です。公開後こちらでも見ていただけます。

 

 

 

たまにはこういう編集も悪くないかな?

でも撮影は方向性を変えるつもりはないんですよねー。

 

皆さんはvlogに対するこういう捉え方、どう思われますか?

 

 

僕が素のままにこだわるのはYouTubeのことだけにとどまらず、今の御時世すべてにおいて素に帰ったら負けてしまうような価値観に置かれている気がするからです。

素ではいられない、何かを忘れて勝ち取らなければ、演じなければ、注目されなくては価値がなく、負けてしまう。

そんな空気がネットの中に充満している気がしています。

素ではいれない生き方なんてあってはならない。

常にそう感じているのでそれが顕著に目立つYouTubeに於いても僕がこだわる理由かと思います。

 

娯楽であり、ソーシャルメディアとしての1ツールですから難しく考えすぎでしょうねw

それでもこういうアプローチは無駄ではないと思っています。

 

今回はvlogについてあれやこれや語りましたが僕のチャンネルを覗いて拍子抜けした人もいるでしょう。

 

チャンネル登録者数や再生回数が全く無いからです。

 

ご安心下さい。これに関してはいろいろ事情があります。

主には他人からのチャンネルへの嫌がらせ(妨害工作)に起因しているもので、僕の動画自体はそこそこ面白いですし経験も積んできているので動画に対する一つの見方、角度の違う視点という意味では参考にして頂いても全く無意味には終わりませんともw

 

上記の諸々の事情については別の話ですので別記事にまとめました。

 

少ない事例でしょうからチャンネルへの妨害や嫌がらせ行為についてあまり参考にならないかも知れませんが、こういうこともあるのだということを知ってもらった上で公平にチャンネルを見て欲しいとも思うので良かったら下記から飛んで読んで見てください。