バンコク庶民の生活が全部詰まったローカル市場 プラカノン運河を行け!プラカノン市場編

日本はまだ寒い日もあるようですが、バンコクは日増しに暑くなってきております。
夏です、夏!(2019年3月現在)
炎天下ではありましたが、先日撮影も兼ねてプラカノン市場まで行ってきました。
プラカノンという場所は、やはり日本人や外国人が多く居住するスクムヴィットエリアにありまして、BTS(スカイトレイン)が通っております。
駅もプラカノン駅というBTSの駅があります。
にもかかわらずここにはタイローカル、タイの地方出身者などが多く居住しており、周辺と比べて比較的物価が安く、多くの屋台や市場、個人商店、アパートなどが密集している場所としていい意味で異彩を放っている場所です。
我が家が初めてプラカノン市場を訪れたのは5年前(2014年?)。
バンコクに移り住んですぐ、部屋に備え付けのテーブルにテーブルクロスをかけたくて行きました。
というのもプラカノン市場には布地屋さんがたくさんあるからです。テスコロータスなどのスーパーでは丁度いいテーブルクロスのようなものは売っていませんし、大きな布地もあまり見かけません。
プラカノン市場にあるような布地屋さんでは様々な布地をメーター売りしてくれます。
また、クロスの上にかけられるような透明のビニールシートもメーター売りしているのでそれも買いました。

僕もMaiさんもローカル市場が大好きで、移住したての頃は特にアチコチ市場を散策に行っていました。
プラカノン市場はその中でも独特の雰囲気や特徴を持っています。
生活用品がなんでもあるんですねw
もちろんブランド品や最新家電などが揃うわけではありませんが、タイ庶民が生きるため、生活するために最低限必要な一切のものがプラカノン市場だけで事足ります。
衣・食・住環境に関わる一通りの日用品。




おもちゃや駄菓子も売っていればインドや中東系の食材屋さんもある。床屋さんやマッサージ屋さんもあり、スマホや中古家電もある。
そしてにゃんこ様たちがいっぱい!





にゃんこ天国です!!
この市場は河沿いにあるので、かつて運河での移動が盛んだった頃に中心地・市街地からの物資の輸送の拠点として栄えた市場なのではないかと想像できます。大きな陸路と小さな運河が交差する場所です。
だからこそ生鮮食品だけではなく一通りのものが揃うように成り立っていったのだと思います。
撮影中チリンチリンアイス屋さん(ココナッツアイス屋さんw)を見かけてコッペパンアイスを注文しました。
15バーツです!

市場だけでなくいろんな場所で見かけますが、ココナッツアイスかどうかだけは要チェック!ふつうのバニラやストロベリー、チョコなどのアイスを売ってる人もいますがそんなに美味しくありません。
ココナッツアイスをパンに挟んでもらうのがテッパンです(コーンやカップもあります)w カオニャオ(もち米)を一緒に挟んでもらうと小腹が空いているときに腹持ちもいいです。
何気なく訪れて外人感覚でただ素通りしてしまうとそれはそれで楽しいんですが、どの市場も同じに見えてしまいます。どこに行っても同じようなタイのローカル市場。
まったく分からないうちはそう感じることもありました。
でも一歩踏み込んで見るとそんなことないんですねw それぞれに味があってそれぞれに歴史や特徴があります。
例えば今や市場ではないですが、バックパッカーの聖地と言われるカオサン通り。今や原宿のような感じで外国人にもタイ人にも人気の繁華街・宿屋街ですが、カオサン(ข้าวสาร)とは生米というかまだ炊いていない米を指す言葉らしく、この名前の由来は昔この通りが米屋街であったことからきています。
今はカオサン通りで米屋なんて見かけませんけどね。
でもやはり米が主食のタイですので米屋街であった頃から人の行き来が盛んだったんだと思われます。そういう歴史を想像しながら見て歩くとそれぞれの市場で違った景色が見えてきます。
そしてその違いにも気が付きます。
プラカノン市場は前述の通り一通りのものが揃う市場ですのでいろんな想像が膨らみます。扱っている品物はやはりローカル色の強いものが多いのでリアルにタイの庶民的生活が感じられるのです。
今回は動画連動で3回に分けてプラカノン運河を中心にレポートしてきました。
まずは動画で市場の雰囲気を味わって下さい。↓↓↓↓↓↓↓
動画内、3分41秒あたりで僕が「アレなんだろう?」と言って一瞬映るアレ。マクサワンとありますが一体何なんでしょう?詳しい方いらっしゃいましたら是非教えてください! おばちゃんに聞けばよかった。。。
ああ、こういうとこでこういうものを買って食べてるんだとか、こんな風に散髪してるのかとか、子供はこういう駄菓子を食べてそれを思い出に残して育っていくのかとか。。。
そしてそれを体験してタイ人との交流の中で共感を持ったり、日本ではこうだったよなどと情報交換したりするのもまた楽しいもんです。
タイを訪れる人の中にはローカル市場なんて何が面白いのか分からないって人もたくさんいますが、せっかく異国の地に足を踏み入れるわけですから僕としては是非ともその土地の縮図である市場に興味を持って欲しいですねw
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