タイ確定申告に今年も悩まされる

今年もこの季節がやってきました。タイの書類にアタマを抱えるてーぷです。
確定申告の時期なんですよね。僕は自分でやるの二回目なんですが、タイの確定申告についてタイ現地採用の記録(リンク)というブログを書かれている方のこのリンク先の記事に詳しいものがあります。去年もお世話になりました。
これをネタとしてパクろうと浅はかな考えを起こしてネットで手続きを進めながら記事を途中まで作っていたんですが、最初のパスワードのところで躓き(何故かパスワードが弾かれるw)自分の手続きでいっぱいいっぱいになってしまったのでやめときますw
ていうか出来るかこんなモンw!
てぐらい大変だったので。。。あの記事書いた人はエラいなーw(感謝に尽きます)
その方のブログがしばらく更新されていないのと、改めて自分で整理するためにも健忘録の意味合いも兼ねて最新版の情報をお伝えしたかったのですが、是非上記リンクに飛んでくださいw 最新でなくても充分な記事ですから。
タイ在住者の方で自分で確定申告の手続きをする必要のある方は限られていると思います。大抵は現地採用でも会社でやってくれるか会社の誰かが手伝ってくれるでしょうから。源泉徴収票と確定申告用紙を会社からポンと渡された人は自分でやる必要があります。
大抵はこの時期、1月の給料明細と一緒に渡されるのではないでしょうか。
こんなモノを渡されませんでしたか?
コレがそうです。50ทวิ(50タウィ と呼ばれる源泉徴収票)とภงด.91(ポーゴードー91と呼ばれる確定申告用紙)です。会社によって弱冠書式が違うかもしれませんが同じような感じで50ทวิとภงด.91の文字が書かれていると思います。
もらったのなら手続きしましょう。会社で代行してもらっていないのなら還付金が返ってきませんし(年末調整みたいなもんです)これ一応義務なんですよね。
罰則などを受けるというのは聞いたことありませんが4月以降手続きすると滞納や申告漏れで罰金や延滞金は取られると思います。完全スルーか3月いっぱいまでです。結構な額が返ってくることもありますのでやってみたほうが良いです。
これを使ってネット上で手続きをしていきます。
とりあえず必要なものは
上記2つの書類に加え
・パスポート
・ワークパーミット
・出国カード
・90日レポートの受領書
なんですが、我が家の場合控除対象となる日本人の扶養家族がいますので
・全員のパスポート
・全員の出国カード
・全員の90日レポートの受領書
・婚姻証明
娘のNちゃんはタイ生まれでまだタイを出ていないので
・Nちゃんのタイ出生証明書
等など必要でした。
プリンタ複合機があるといいですね。ネット手続きの場合スキャンした書類をそのままファイル添付して送りますのでJPEGやPDFファイルにしておく必要があります。
英語なしで全てタイ語ですので場合によってはタイ語の入力が必要な場面が出てくるかも知れません。プリンタ(スキャナー)があれば対処できる方法がありますので後ほど説明いたします。
ですが念の為タイ語キーボードがあったほうが良いと思います。日本から持ってきたPCそのままなら安っすいタイのキーボードをこの機会に買っといても良いかも知れませんよw?
タイの税務署のページにアクセスします。同じ役所関係の手続きでも90日レポートは推奨ブラウザがIEなんですが、コチラはその他のブラウザで正常動作しますので僕はChromeでやってます。
アクセス先はタイのE-FILING(電子出願システム)でコチラです→https://rdserver.rd.go.th/publish/index.php
まったくもってチンプンカンプンですよねww
人任せですが先程も揚げたタイ現地採用の記録(リンク)にしたがって進めていけば多分大丈夫ですw
多少項目や表示位置などが変わっていたり、控除内容が変わっていたり(主に年末年始の旅行や買物に対する控除の内容が毎年違ったりします)ということもありますが、特に必要な項目については文言が同じなので画面に表示される文字と上記記事に書かれている文字をよ~く見比べてみれば大丈夫です。
面倒なのが生年月日をタイ仏暦で入力しなければいけなかったりするところですね。
西暦ならプラス543
昭和ならプラス2468
平成ならプラス2531
がタイ仏暦ですね。
それから職場で便宜上適当な住所(会社の住所など)が自分の住所として登録されてる場合があります。
結局ははじめての登録と同様に住所を入力しないといけないのですが、住所の入力はタイ語です。この場合は大変です。
コピペで済ませたいですよねw
その場合はなかなか自分のPCの中にタイ語の住所は入ってないと思いますので50ทวิやภงด.91に書かれてる自分の住所が合っていればそれを、もしくは部屋の契約書などにキレイな活字で印刷されている場合はそれも使えます。
まずはそれをスキャンするか、面倒或いはスキャナーがない場合はできるだけキレイにスマホで写真を取ります。必要な部分だけトリミングしてください。
その画像をGoogleドライブにアップロードします。
アップロード出来たらPCで同じアカウントのGoogleドライブにアクセスしてマイドライブから先程の画像を右クリックしてください。
アプリで開くという項目があると思うのでカーソルを持っていくとGoogleドキュメントと出てくるのでそれをクリックします。
そうするとドキュメントで開かれた画像の下に画像中の文字がテキストとして表示されてますのでそれをそのまま、もしくはメモ帳アプリなどのテキストエディタにでもコピペ、保存してから使ってください。つまり文字起こしソフトいらずです。
控除項目に該当するものがあるならできるだけ手続きしておいたほうが良いです。保険やプロビデントファンドなども控除項目です。
最初に一通り入力すると数日後にパスポート全ページのコピーなんかを請求されるのでPDFなどにまとめて同じサイトから送ります。ちゃんと文字が見えるように撮ればスマホで撮った写真をJPEGで何枚も送ってもいけるかもしれません。ただしファイルサイズはできるだけ小さい方がいいと思います。
還付金はPrompt Payを通じて返還されるようなシステムになってますが、おそらくまだ未完成なのでしょう。去年はしっかり手続きしたのにある日やっぱり小切手が送られて来ましたw
Prompt Payってご存知だと思いますがタイの国家電子決済システムでここ数年で広まったものですが、送金が安い早い簡単みたいな感じですかね?(使ったこと無いけど)
もし登録してなかったらATMでも出来るので登録しておくと良いかも知れません。自分のIDや電話番号と持っている銀行口座情報が紐付けられて自動的に送金や受け取りが出来るようなシステムです。
ですが大体会社のお給料の振込銀行が勝手にPrompt Payに紐付けられてたりしますんで大丈夫かも。基本的にPrompt Payの登録銀行は一人ひとつです。
小切手は面倒くさいので今年こそは勝手に銀行に送金されるといいなぁ。
とにかく確定申告は真っ白な灰になるぐらい大変ですが、会社に頼れない方々はがんばりましょーw
2019年3月27日追記
やっと確定申告の最終段階ステップ4まで行きました~!
ここまでくれば去年も一週間ぐらいで小切手が送られてきたのでPrompt Payになるのか相変わらず小切手かは別としてさほど時間はかからないと思います。
それにしてもなんでこんなにも時間がかかったかというと、例によってパスポートのコピー等をスキャンしてファイルとしてアップロードしたんですが。。。
「入国から去年までのパスポートのページのコピーを送ってください」
「送ってありますけど?」
「確認中です」
「入国から去年までのパスポートのページのコピーを送ってください」
「だから全部揃ってるんですよ。確認して下さい」
「はい、問題なければ還付金の送付準備に入ります」
↑このようなやり取りを一回一回サイトを開いて、向こうからの通知はそこに表示されてて、ソレに対して電話をかけてタイ語が話せる程ではないのでGoogle翻訳を使って返事をタイ語に翻訳してそのテキストをJPEGファイルとして送るという回りくどい作業をしておりましたw
相手側は何故確認できなかったのか??
ソレはですね、相手が見やすい様にパスポートの全ページを連結した一つのPDFファイルにしていたからなんですよww
しかもちゃんと順番に並べてあるもんだから1ページ目がパスポートの写真ページ。
相手側は写真ページしか送ってきてないじゃないか!と思ったんですね。
アホですか!!!???
実はコレ、去年も全く同じやり取りをやはり2周しましたw
一枚一枚バラバラのJPEGで何枚でも送りつけてやりましょう!というお話ですたw
2019年4月8日 追記の追記
prompt pay の登録がIDと紐付けられていないから納税事務所に行って受け取りを完了しなさいという旨の通知を受け取りました。
IDというのはタイ国の身分証明なのでタビアンバーン(土地や持ち家などで登録するタイの住民票です)がないと発行されないものなのでそもそもprompt pay にIDを紐付けることが出来ません。
よって、基本的に現状では外国人は税金の還付金をprompt pay で受け取ることは出来ないということらしいです。
この部分の改善が確認できるまでは来年からもprompt pay での受け取りのチェックは外しておきましょうw!
納税関係はクルンタイ銀行が取り扱っているらしく、納税事務所に行くより最寄りのクルンタイ銀行に行って口座を作るなりして手続きしてもらえるということで楽なのでそちらに行って来ます。。。
はぁ、メンドくさ。
※クルンタイ銀行にパスポート、ワークパーミット、上記の通知を持って行きました。口座をつくるのと同じ要領でe-Moneyという電子マネー用の(?)カードを作ってもらい、そこに入金されました。キャッシュカードと同じ様にATMでおろせということでそのままATMで現金化してやっと全行程が終了しました~w
-
前の記事
カネなし語学力なしタイ移住のすすめ 2019.02.01
-
次の記事
タイの庶民の床屋さん 2019.02.11