タイ風味ホームエンターテイメントのすすめ
- 2018.12.23
- 音楽 映画 エンターテイメント
- クーカム, すれ違いのダイアリーズ, タイドラマ, タイの娯楽, タイ映画

皆さま、年末年始いかがお過ごしでしょうか?てーぷです。
前回の僕の記事ではタイで楽しむホームエンターテイメントについてお話しましたが、
今回は日本で楽しむタイのエンターテイメントについて少々お付き合いください。
タイのドラマ?
最近の映画やドラマ好きの方の多くは洋画や海外ドラマも見ますよね?むしろ日本のものより海外のものを見る割合のほうが多いという方も居るのではないでしょうか。
でもそのほとんどはハリウッド映画や英米のドラマだと思います。かなり好きな方はフランス・ドイツ・スペイン映画あたりとか中国・香港映画、変わり種でボリウッド、ドラマなら韓流ドラマとかにハマる人もいると思いますが、タイのものってピンとこない方がほとんどではないでしょうか?
僕も詳しいほうではないんですがいいもの、楽しめるものがたくさんあるので古い情報ですが共有させてくださいw
映画に関してはごく一部有名なものもあるので知ってる方はいるかと思いますがドラマとかは想像つかないでしょうね。タイでも国産ドラマは人気です。タイの場合、映画とドラマの間の開きは大きなものです。全く別物ですね。放送の仕方も日本とはかなり違います。
ドラマはタイ民放各チャンネルで昼ドラ、ゴールデンタイムを中心に一日中どこかでやっていますが大抵の場合一話2時間ぐらいの枠で3日ぐらい続けて週に2~3話放送します。なのでドラマのサイクルが非常に早いです。まとめてどっぷりドラマに浸るにはいいですねw タイ人は一度腰を落ち着けると長いです。その性質にあっている放送の仕方なのかも知れません。
内容的にはどんな感じなのかというと、まずかなりの低予算で短期間に集中的に撮られてる感じがわかります。予算の多くは人気俳優さんの出演料ではないでしょうか。セットや音楽、特殊効果を見てると今どきのYoutuberの映像のほうがよっぽど立派なものがあったりします。
そのチープさが良いんですよw
ドラマのノリ的には大映ドラマです。大袈裟で波乱があって悪い奴が出てきてアツくなったり泣き所があったりしてそれにコメディ要素が加わります。そこに現代タイらしくLGBTの要素が加わったりするんですけど基本的にはツッコミどころ満載ですw!
でも大映ドラマがクセになるようにタイドラマもそのシンプルさ故に癖になります。僕も最初はただそのツッコミどころ満載感を面白がって見ていながらだんだん続きが気になるという罠に何度もハマりましたw
日本人といえば小堀さん
数年前は日本を舞台にしたドラマが流行っていました。昔から有名でタイ人なら誰でも知っているクーカム(メナムの残照)という小説があるのですが、第2次大戦中にタイにいた日本人青年将校コボリと現地の抗日運動の影の指導者であった父の妾の娘であるアンスマリンとの悲恋を描いた話で何度も繰り返し映画やドラマでリメイクされています。
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一番最近(数年前ですが)ドラマ版でやったクーカムを僕も見まして結構ハマりました。これに出ていた主役の俳優さんがビー・ザ・スター(ビー=スクリット ウィセットケウ) と言いまして当時最も売れていた俳優さんの一人で僕は彼が一番のお気に入りです。
彼の出演したドラマではカームウェラーハーラックというのが好きなんですがタイドラマは日本語で見れる機会が殆ど無いですね。
諸事情により直接リンクはしませんがさとりんさんという方の「タイにできごころ」というブログでこのビーの出演ドラマを中心としたタイドラマをさとりんさんの手作業により日本語で見ることができます。これは貴重です。感謝。
ハエハエ、カカカ、マッハッハ!!!!!
タイの映画で皆さんも知ってるものって何でしょう?おそらく「マッハ!!!!!!」とか「トム・ヤム・クン!」とかではないでしょうか。
確かに面白いですよね。タイならではのアクションで迫力あります。
同じプラッチャヤー・ピンゲーオ監督のものだと「チョコレート・ファイター」のほうが僕は好きです。トニー・ジャーもいいけど阿部寛もなかなかカッコいいw そして主役の女の子がすこぶる良い!
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タイ現地ではどんな映画が主流かというとホラーコメディ、もしくはホラーが人気ですね。
少し前に流行った映画で「愛しのゴースト」(ピーマーク) というのがあります。主演はマリオ・マウラーというベビーフェイスの今や人気トップクラスの二枚目俳優さんで、最初はただのアイドル的な人気で売れているのだと思って僕はそんなに評価してなかったんですがあの甘いマスクで割といろんな役をこなしてコメディーもできれば二枚目も演じられる様子を見てかなりの努力家であることもわかってきました。この映画も暇つぶしには楽しいです。
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その他、映画ファンから注目を集めてるタイ映画といえばアピチャッポン監督作品です。僕は「ブンミおじさんの森」 などを見ましたが個人的にはあまり好きではないです。タイの民間伝承なども交えて現代を文芸的、或いは前衛的に表現した作品が多いように思いますが僕は肩凝っちゃうんですよねw
僕の一押しタイ映画
そこで僕が全力で押したいタイ映画はニティワット・タラトーン監督作品です。
前述したビー君と僕の大好きな超美人プローイ・チャーマン・ブンヤサック主演の「すれ違いのダイヤリーズ」(キットゥンウィッタヤー)が記憶に新しいところです。
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この監督は堪らんです!山田洋次監督作品を小津安二郎監督風にしたような感じの作風なのです。
タイのタイらしさやリアリティも垣間見れます。
同監督の十数年前の映画で「フェーンチャン(ぼくの恋人)」というのがありますがコレも良い!床屋さん同士の競い合いのくだりとか大好きです。
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残念ながら日本では廃盤のようで中古DVDしかありませんが観る機会があったら是非観てください!
タイにも凄く良質な映画があります。
お正月休みにどうですか?正月番組に飽きたらタイ映画なんかも良いと思いますよ~!
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